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ピルを使用した時の副作用は?

微笑む女性

避妊を目的として、また月経異常など諸症状への対策として、ピルの服用を考えている方も多いかと思います。
しかし、飲んでいる人が多い薬であるとはいえ、初めて飲む時には不安を覚えることもあります。
そこで今回は、服用前に最も気になるポイントである副作用についてお話します。

一般にピルと呼ばれているのは、低用量ピルのことです。
避妊を望む方や、経血過多の場合などに婦人科で処方してもらうことが出来る薬です。
多くの検査や手続きなどを経ることもなく入手できる薬で、服用しながら何の異常もなく日常生活を送っている方が多いという現実があります。
その反面で、症状の程度は様々ですが、副作用を訴えている方がいるというのも事実です。

よくある副作用として、吐き気やニキビ・不正出血・体重増加などが挙げられます。
ただそのほとんどは軽い症状であるため、大きな問題に繋がるような自体は少ないと言えます。
このような症状はピルの飲み始めで起こることが多く、ほとんどの場合1?2ヶ月で改善します。
身体がピルに慣れるまでの期間だと捉えることが出来ます。

しかし、稀に1?2ヶ月経過してもこういった症状が改善しない場合もあります。
その場合には、医師に相談し違った種類の低用量ピルを処方してもらうという手段をとりましょう。
一口に低用量ピルといっても、実はいくつかの種類が存在しており、人によっては身体に合わない場合もあるのです。
違う種類のピルを飲み始め、副作用が軽減し時間とともに気にならなくなったというケースは多く存在します。

また、乳房痛や嘔吐・頭痛などを訴える方も中にはいるようです。
そのような症状が起こった場合服用を続けることは身体にとってリスクが大きいので、早めに医療機関に相談するようにしましょう。

ピルは、女性の体を『妊娠に近い状態』へと導く薬です。
妊娠初期の症状である『つわり』の症状や重さが人それぞれであるように、ピルの副作用も人それぞれ。
程度や状態によって、適宜医師にかかるようにしてください。

重篤な副作用である血栓症が起こる理由

このように比較的軽度の副作用は様々なものが挙げられますが、中には重篤な副作用を引き起こしてしまうこともあるのです。
その代表的なものが、血栓症の発症です。
血栓症を引き起こしてしまった場合、最悪の場合には命に関わることもあるので、早めに対策を打つのが得策です。

血栓症とは、血管の中に血の塊が出来てしまう症状のことです。
血栓は足にできることが多いのですが、それが血管を通って肺や脳の血管に詰まってしまうと、重大な事態を引き起こすことになってしまいます。
血栓は正しい治療を行えば消すことが出来るので、早期に治療をすることが大切です。

ピルを飲むと女性の体は、血栓症を引き起こしやすい状態になってしまいます。
血液を固める作用がある特定のタンパク質が血液中に増え、逆に血液を固めないようにする成分が減少してしまうため、どうしても血栓症を引き起こしやすい状況になってしまっているのです。

また、40歳以上の方は吐き気や不正出血などの副作用が出やすいばかりではなく、血栓症になるリスクが非常に高いと言われています。
実際に40歳以上の方が低用量ピルを服用した結果血栓症になり、そのまま命を落としてしまった例もあるので、その年代の方にはピルではなく他の薬で対応する医療機関もあります。
症状や希望も加味して最適な薬を処方してくれますので、どうしてもという理由がない限り医師の指示に従うようにしてください。

ピルはその利便性や確実性の高い避妊という目的だけでなく、場合によっては重篤な症状を引き起こす可能性もあるということが分かりました。
吐き気や不正出血などを感じた時には医療機関を受診し、適宜薬の変更や治療の開始を検討するのが得策です。
快適な毎日を過ごすためにも、副作用やリスクのことをきちんと理解した上でピルを服用するようにしましょう。

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